【レポート】エルブライトがなぜ、水に強いのか?
エルブライトの性能について
字光式照明器具の不具合の現象の第1位は?
弊社にお問合せいただく字光式照明器具の不具合現象の第1位は「点灯しない」ということです。
点灯しない・・・つまり「不灯」にはいくつかの症状に分類されます。
- 全不灯。まったく完全に点灯しない。
- 一部分だけ消えている。
- 透過板がまだらに光る。
大まかに分けてこの3つが一番多い不灯の状態です。
弊社での不具合対応で調査した不具合の原因とされるものは
- 車本体からの接続線の結線が不完全なために起こる接触不良からの不灯
- 車がバックの際などで障害物に当たった衝撃から、字光式器具の打圧による損壊のために断線あるいは光源部分の損傷
- 字光式器具の二重の検査体制にも関わらず、出荷時の不良品の混入
など がありますが、不具合での対応のほとんどが、この「1.」と「2.」によるものです。
「1.」の場合は、不具合として引き取った製品が実際には問題なく点灯することが多く、外部損傷など見当たらないことも少なくありません。実際に字光式照明器具が不灯になる大きな要素としては、自動車がバックなどで誤って障害物などによる製品の損傷からくる雨水などの製品の中に侵入して光源部分の浸潤などが原因となる不灯が最大と弊社は考えております。
エルブライトの水への対策
そのためにはエルブライト製品そのものの強度を高めるのはもちろんですが、なんと言っても、やはり雨水などの対策と対応をしっかりすることでした。
防水に対する工夫 その①・・・水抜き穴- 弊社の従来製品は製品の下部両サイドに水抜き穴を設けていたが、エルブライトでは前面下部に角度をつけて設けた。従来品の考え方は、製品に水が入るのは、製品が物損などで亀裂が入り、そこから水が入った場合、下部の穴から水が抜け出るように考えた。
- しかし、降りしきる雨の中の走行では道路上のタイヤからの水の巻上げや、運行後の車両の洗浄でスチームジェットなどによる高圧洗浄では、水はあらゆる方向から水が舞うので従来の方法では水の浸入が防げなかった。
- そのためにエルブライトの水抜き穴はナンバープレート側に付けることによって、外部からの水の浸入を防いだ。
- 弊社の従来製品は本製品光源部基盤側と導光板側は特殊な接着剤を使用して密封して、水の浸入を防いだ。しかし、接着剤の塗り漏れがあった場合、その部分からの水の浸入という懸念があった。
- そこで、ビス止めによる密封方式を採用。機械的に均一のトルクを掛けることによって、密封度を完全なものした。接着剤の塗り漏れという人為的なミスを排除した。
- 弊社従来品では、電源部位は何ら処理されておらず、水にはきわめて弱い構造であった。
- エルブライトは光源電極部のすべてを撥水加工の処理をした。(ただし、強い撥水加工ではなく、耐水というレベルのですので、長時間、水中に浸けおくことはできませんのでご注意ください。)これによって、万が一、追突などによって製品の損傷が生じ、内部に水の浸入があっても、電極部は水を弾くので、従来のような水からの不具合の発生が大幅に改善された。

(写真でわかりやすく水に着色しています)
以上のような対策によってエルブライトは、製品の販売開始から、弊社に「水による不点灯の不具合」は一件も寄せられていません。
万が一のときの保証というものは欠かせませんが、それ以前に、不具合製品を発生しない設計によって勝ち取る信頼のほうがはるかに大切だと弊社は考え、それを具体化したものがエルブライトだと考えます。
それでも不具合があった場合の保証と対応
エルブライトの製造ラインはISOに基く製品管理によって製造されていますが、それでも不具合製品が出ないとは限りません。その場合の対策として
今までの字光式に不具合などによって苦い経験をもたれているユーザー様、これから、字光式にナンバーを変えてみたいと思いながら、不安をお持ちのユーザー様、ぜひ、この機会に一度エルブライトで字光式に換え、好きな番号で愛車をアピールなさってはいかがでしょうか。きっと字光式を付けていることを忘れるくらい満足して頂けるものと考えます。
エルブライトは特許取得製品
エルブライトは、上記の特徴を含めた、機能や性能のすべてを含めて「発光表示板用照明器具」として特許が認められた製品です。
- 特許番号:特許第5342481号
- 発明名称:発光表示板用照明器具
またLEDからの光を均一また視認性を高めるための導光板にも、特許が認められています。